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2008年5月23日 (金)

『トキオ 父への伝言』

東野圭吾さんの単行本『トキオ』が、

同じ講談社から文庫『時生』として出版されたのが3年前。

その当時、読んで感動した 本・『時生』と、

4年前、NHKドラマで放送された『トキオ~父への伝言』が

同じ物だとは気づかず ずっと平行線状態でした。

それが レンタルビデオ屋で偶然見つけ、あらすじをたどったところ

同じ物と判明。数年の時を得て、めぐり合うことができました。

  

  原作では 危篤の息子・時生を見守りながら

  父(拓実)と母(麗子)の会話から入っていきますが

  DVDは拓実と主治医との会話になっています。

  これは 後に過去に戻った時生が父と母の出会いに絡んでくるため

  最初から映像で『母の顔』を見せてしまわないほうがいいと判断した

  ためなのかな~ なんて勝手に思っちゃいました。

  そのくらい 効果的だったと思えるので。 

  他にも原作と映像とで 変えてある箇所がありますが 

  それら全て それぞれの得意を生かした変え方になっていると思います。

    

    父親役  国分太一くん 

    時生役  櫻井 翔くん   

 この二人の絡みが 実にいいのです。 

 お互い言いたいことをぶつけ合い分裂しても 

 お互いを見捨てられない強い思いは 絆からきているのでしょう。

 切なくて、悲しくて そして心がジワ~っと温かくなる。

   

   生死の境を彷徨いながら 父親の若かりし日にタイム・スリップし、

   伝えたかったことは

      『もう一度生まれてきても 

         またお父さんとお母さんの子どもでありたいよ・・・』

  それが 自分の病気を発症する原因であったとしても・・・って

  ことなのですよね。

  子どもって もしかしたら親が子どもを愛するより深~い想いで

  親を思ってくれているのかもしれませんね。

 

 最期、父が時生の耳元で呟く 「花やしきで待ってるぞ!」。

 その言葉こそが 時生を父の若かりし日へとタイム・スリップさせる

 キーワードだったのでしょう・・・

  

   もう一度 本を読み返したいと強く思う。

   500頁にも及ぶ長~い本なのだけれど。

    

    原作もいい! 映像化したものもいい!

    どっちも同じくらいいい! 

    そんなのって なかなか数少ないと思うんだよな・・・・。

 

  

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時生

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