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『さがしもの』

若い時に一度手にしたけど手放した本、

数年後、数十年後にもう一度巡り巡って自分の手の中に。

そんなめぐり合わせって めったにあることじゃない。

その本が 自分にとって道しるべになったり、

人生を変えてしまうきっかけになるほどの本だったり・・・

その年代でしか共鳴しない本って 確かにあるんだと思う。

 

 角田光代著 『さがしもの』 

 9編の短編からなる『本』にまつわる話。

 

 「死ぬのこわかった?」

 「こわいもんか。死ぬのなんかこわくない。

 死ぬことを想像するのがこわいんだ」

 できごとより、考えのほうが何倍もこわいことなんだと言う祖母。

 病床の祖母にさがして欲しい・・と頼まれた一冊の本。

 さがしあてたとき 祖母は・・・・。 そして その本とは?

 

 あれから大人になった「私」は 数年をかけてその言葉を理解する。

   『 あいかわらずいろんなことがある。

    かなしいこともうれしいことも。もうだめだ、と思うようなつらいことも。

    そんなときおばあちゃんの言葉を思い出す。

    できごとより考えのほうがこわい。

    できるだけ考えないように目先のことをひとつずつ片付けていくようにする。

    そうすると、いつのまにかできごとは終わり、

    記憶の底に沈殿している。 』

                               『さがしもの』より

 

 日々を経て、理解するようになるのは 

 『本』だけじゃないようだ。

 人が言った大切な言葉や 

 状況なんかも きっとそうなのだろう・・・。

 

 

  

 

  本日の読書メモ 『さがしもの』 角田 光代

             『ハートブレイク・レストラン』 松尾 由美

 さがしもの ハートブレイク・レストラン (光文社文庫 ま 12-4)

  

 

 

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